編集部コラム建設業経理士
建設業経理士2級は「簿記の経験」で講座を選ぶ 掲載3講座を経験別に見比べました
建設業経理士は、建設業の会計に特化した簿記の資格です。講座を比べてみると、同じ2級でも「簿記を初めて学ぶ人向けのコース」と「簿記の基礎を学んだことがある人向けのコース」に分かれている講座があります。この記事では、クラベルに掲載している3講座(TAC・ユーキャン・ネットスクール)を、簿記の経験があるかどうかという視点で見比べ、編集部が考える選び方をまとめます。
※料金は、2026年10月31日に各講座の公式サイトで確認した通常価格(税込)です。最新の料金と条件は、記事の下の比較表と各講座の公式サイトで確認してください。
結論:先に「簿記を学んだことがあるか」で分けて考える
- 簿記が初めてなら、簿記の基礎から始まるコースを選ぶ(3講座とも用意がある)
- 簿記の基礎を学んだことがあるなら、2級の標準コースで足りるかを、講義の回数と演習の量で比べる
- ひとりで続ける自信がない人は、添削と質問の回数を重視する
理由を順に説明します。
簿記が初めての人:3講座とも「基礎から」の道がある
建設業経理士2級は、簿記の仕組み(仕訳や決算の流れ)が分かっている前提で学ぶ内容が多くなります。掲載している3講座は、どれも簿記が初めての人向けの形を用意しています。
- TAC:「2級本科生・日商3級講義付」63,000円。2級本科生(47,000円)に日商簿記3級の講義を加えたコースで、全27回(2級本科生は全17回)
- ネットスクール:「2級ゼロ標準コース」34,300円。2級の基本講義13回(約18時間)に、3級の基本講義(約8時間)が加わる
- ユーキャン:「2級建設業経理士講座」49,000円。コースは1つで、教材に「はじめての簿記」が含まれ、簿記の基礎から始められる
基礎の部分を足すための差額は、TACが16,000円(63,000円−47,000円)、ネットスクールが2,500円(34,300円−31,800円)です。ユーキャンは基礎から始まる1つのコースなので、経験がある人もない人も同じ料金です。
編集部では、簿記が初めての人は、2級の講座だけを選んで途中で基礎に戻るよりも、最初から基礎の講義が入ったコースを選ぶほうが遠回りにならないと考えています。基礎の講義を講師の解説で聞きたいならTAC、費用を抑えて動画で基礎を補いたいならネットスクール、テキストを読み進める形が合うならユーキャン、という分け方ができます。
簿記を学んだことがある人:標準コースは講義と演習の量で比べる
日商簿記などで基礎をすでに学んだことがある人は、2級の標準コースが候補になります。
- ネットスクール「2級標準コース」31,800円:基本講義13回(約18時間)、過去問ゼミ3回、とおる模試1回
- TAC「2級本科生」47,000円:全17回、添削問題3回、的中答練4回
料金の差は15,200円です。ネットスクールは講義と過去問ゼミ・模試で必要な範囲をまとめた形、TACは添削問題と答練(本番形式の演習)が多めの形です。編集部では、基礎がある人なら講義の回数よりも「本番形式の問題を何回解けるか」が仕上がりを左右すると考えています。演習の量を重視するならTAC、費用を抑えて過去問中心に進めるならネットスクールが候補になります。
ひとりで続けられるか不安な人:添削・質問・給付金の違い
2級のコースで、添削と質問について公式サイトで確認できた内容は次のとおりです。
- ユーキャン:添削5回。質問は1日3問まで。一般教育訓練給付制度の対象(最大20%。支給されるかどうかはハローワークで確認)
- TAC:添削問題3回。質問は質問カード・質問メールで合わせて10回、ほかに質問電話と、直前期のオンライン質問(予約制)
- ネットスクール:2級のコースでは、添削と質問の内容を公式サイトで確認できませんでした(講座ページで確認できます)
添削の回数ではユーキャンが最も多く、質問の手段の多さではTACが目立ちます。編集部では、仕事と両立しながら学ぶ人が多い資格だからこそ、「分からないところで止まらない仕組み」があるかどうかを、料金と同じくらい重視してよいと考えています。教育訓練給付を使えるかどうかも、実際の負担額に関わるため、ユーキャンを検討する人は条件を確認しておくのがおすすめです。
1級を目指す人へ:科目ごとに申し込む
1級は科目ごとに受験する試験で、講座も科目ごとに分かれています。クラベルでは現在、原価計算の講座を比べています。
- ネットスクール「1級(原価計算)標準コース」40,300円:基本講義8回(1回約2時間)、過去問ゼミ5回、直前答練3回(理論の添削3回)、とおる模試1回、受講生専用SNSでの質問
- TAC「1級原価計算本科生」49,000円:全14回、的中答練3回、添削問題3回、質問は合わせて10回と質問電話
差額は8,700円です。ネットスクールには教材なしの価格(38,700円)もあり、すでに教材を持っている人は費用を抑えられます。2級で使った講座の進め方が合っていたなら、1級も同じ講座を選ぶと、教材や講義の形に慣れている分だけ進めやすいと考えます。
申し込む前に確認したいこと
- 対象の試験回:TACとネットスクールは2027年3月の試験向けです。ユーキャンは標準学習期間5ヵ月なので、受けたい試験回に間に合うかを確認してください
- 配信・受講の期限:TACの講義の配信は2027年3月末までです
- 追加費用:TACのこの講座は入会金が免除、ネットスクールは教材込みの価格、ユーキャンは送料込みです
- 支払い方法:ユーキャンは分割払い(3,800円×13回、総額49,400円)があり、一括より400円高くなります
- キャンペーン:早割などの期間限定の価格がある場合は、期限と条件を公式サイトで確認してください
どの講座も、料金や条件は変わることがあります。申し込む前に、必ず公式サイトで最新の内容を確認してください。
まとめ
建設業経理士の講座は、簿記の経験があるかどうかで選ぶコースが変わります。初めての人は基礎の講義が入ったコースを、経験がある人は標準コースの演習の量を、続けられるか不安な人は添削と質問の仕組みを見て選ぶのが、編集部の考える選び方です。下の比較表で、各講座の条件を見比べてみてください。
公式サイトの記載にもとづく情報
建設業経理士の講座を条件で比較
2級
| 講座・コース | 料金 | 受講期間・学び方 | 教材 | 質問 | 返金・特典 | 申し込み |
|---|---|---|---|---|---|---|
| TAC 建設業経理士講座 2級本科生(Web通信・テキストあり)2級 | 通常価格47,000円(税込)キャンペーン43,000円11月30日まで | 全17回・学習期間の目安3〜4ヵ月(配信は2027年3月末まで)Web通信 | 紙テキスト講義動画 | 10回 | 公式サイトへ:TAC 建設業経理士講座(新しいタブで開きます) 講座の詳細:TAC 建設業経理士講座 | |
| ネットスクール 建設業経理士講座 2級標準コース(教材込)2級 | 通常価格31,800円(税込) | 基本講義13回(約18時間)WEB講座(オンデマンド) | 紙テキスト講義動画 | 公式サイトへ:ネットスクール 建設業経理士講座(新しいタブで開きます) 講座の詳細:ネットスクール 建設業経理士講座 | ||
| ユーキャン 2級建設業経理士講座 2級建設業経理士講座2級 | 通常価格49,000円(税込) | 標準学習期間5ヵ月通信(テキスト+動画・WEBテスト) | 紙テキストデジタル講義動画 | あり | 教育訓練給付あり | 公式サイトへ:ユーキャン 2級建設業経理士講座(新しいタブで開きます) 講座の詳細:ユーキャン 2級建設業経理士講座 |
1級・原価計算
| 講座・コース | 料金 | 受講期間・学び方 | 教材 | 質問 | 申し込み |
|---|---|---|---|---|---|
| TAC 建設業経理士講座 1級原価計算本科生(Web通信・テキストあり)1級・原価計算 | 通常価格49,000円(税込)キャンペーン45,000円11月30日まで | 全14回(配信は2027年3月末まで)Web通信 | 紙テキスト講義動画 | 10回 | 公式サイトへ:TAC 建設業経理士講座(新しいタブで開きます) 講座の詳細:TAC 建設業経理士講座 |
| ネットスクール 建設業経理士講座 1級(原価計算)標準コース(教材込)1級・原価計算 | 通常価格40,300円(税込) | 基本講義8回(1回約2時間)WEB講座(オンデマンド) | 紙テキスト講義動画 | あり | 公式サイトへ:ネットスクール 建設業経理士講座(新しいタブで開きます) 講座の詳細:ネットスクール 建設業経理士講座 |
各講座の価格・質問サポート・返金制度などの詳しい条件と出典は、講座名を押すと確認できます。
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